歩くとき、親指で床を押していませんか?
歩き方について調べると、
「親指の付け根で床を押しましょう」
「地面をしっかり蹴りましょう」
といった説明を見かけることがあります。
実際に、歩くときに親指の付け根を意識している方もいるかもしれません。
でも僕は、親指で床を意識的に押す必要はないと考えています。
むしろ、頑張って床を押そうとすることで、歩くことが疲れやすくなったり、膝や腰への負担につながったりすることもあります。
人間は長い距離を移動できる身体を持っている
人間は、長い距離を歩いて移動することに適した身体を持っています。
もちろん、現代の生活で何十kmも歩く必要はありません。
ただ、ここで考えてみてほしいことがあります。
仮に長い距離を歩くとして、
一歩ごとに親指で床を強く押して、ふくらはぎの筋肉を頑張って使っていたらどうでしょうか?
おそらく、かなり早い段階で疲れてしまいます。
歩行は一歩で終わる運動ではありません。
同じ動きを何百回、何千回と繰り返します。
だからこそ大切なのは、筋肉をたくさん使って頑張って進むことではなく、
必要以上に筋肉を頑張らせず、できるだけ少ない負担で前へ進めること。
僕は、これが歩くうえでとても大切だと考えています。
歩くたびに床を押すと疲れやすい
歩くときに、
「親指で床を押そう」
「地面を蹴って前に進もう」
と意識すると、足首やふくらはぎを必要以上に使いやすくなります。
一歩なら、それほど大きな違いはありません。
でも、それを何千歩と繰り返せばどうでしょうか。
少しの力みでも、積み重なることで身体への負担は大きくなります。
「少し歩いただけでふくらはぎが疲れる」
「歩くと脚がパンパンになる」
という方は、もしかすると頑張って歩きすぎているのかもしれません。
足首だけで頑張ると、股関節が使われにくくなる
もう一つ考えてほしいのが、股関節の動きです。
歩く動作は、足首だけで行っているわけではありません。
股関節や骨盤、体幹など、身体全体が連動することで前へ進んでいます。
ところが、床を強く押して前へ進もうとすると、足首まわりの動きに頼りやすくなります。
すると、股関節を使った身体全体の動きが出にくくなることがあります。
その結果、
- 足首やふくらはぎが疲れやすい
- 膝に負担がかかる
- 腰を反って前へ進もうとする
- 歩くと腰や膝がつらくなる
といったことにつながる場合があります。
だから僕は、歩き方が気になる方に対して、足の使い方だけを見るのではなく、股関節がきちんと動いているかも大切にしています。
「どう歩くか」より「自然に歩ける身体」をつくる
では、
「親指で押さないなら、どうやって歩けばいいの?」
と思うかもしれません。
ここで、新しい歩き方を覚えようとしなくても大丈夫です。
歩くときに、
「親指をこう使おう」
「脚を前に出そう」
「股関節を使おう」
と、一つひとつ考えながら歩く必要はありません。
理想は、意識して前へ進もうとしなくても、自然と脚が前に出ること。
歩くたびに筋肉を頑張って使うのではなく、身体の重心移動や股関節の動きを利用して、自然と次の一歩が出てくる。
そんな状態を目指していきます。
つまり、
歩き方を変えるよりも、歩き方が自然に変わる身体をつくる。
という考え方です。
まずは股関節を動きやすくしてみよう
歩き方が気になると、足首や足の裏に目が向きやすいですが、僕はまず股関節の動きを確認することをおすすめしています。
股関節が動きやすくなり、身体を支えられるようになると、無理に床を蹴ったり、脚を前に出そうとしたりしなくても、歩きやすくなることがあります。
そして、股関節を整えるために必要なのは、ストレッチだけではありません。
柔軟性・筋力・バランス。
この3つを組み合わせていくことが大切です。
股関節を整えるオンラインイベントを開催します
今回、この「股関節」をテーマにした無料オンラインイベントを開催します。
「股関節を整えて腰と膝をラクに」
📅 8月30日(日)10:00〜
💻 Zoomによるオンライン開催
イベントでは、
① 股関節の柔軟性を高める運動
② 股関節を支える筋力を高める運動
③ 身体のバランスを整える運動
を実際に一緒に行います。
「歩くと腰や膝が気になる」
「歩くとすぐに脚が疲れる」
「自分の歩き方が合っているのかわからない」
そんな方にも、ぜひ体験していただきたい内容です。
歩き方そのものを頑張って変えるのではなく、
自然に歩きやすくなる身体をつくる。
そのための一つの方法として、股関節から身体を見直してみてください。
参加をご希望の方へ
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