「3ヶ月運動しても腰痛が変わらない」なら、努力より運動方法を見直す

「3ヶ月運動しても腰痛が変わらない」なら、努力より運動方法を見直す

腰痛を良くするために運動を始めた。

毎日ストレッチをしている。
YouTubeを見ながら腹筋もしている。
ジムにも週1〜2回通っている。

でも、3ヶ月経ってもあまり変わらない。

そんなとき、

「もっと頑張らないとダメなのかな?」

と思ってしまうかもしれません。

もちろん、運動を続けることは大切です。

ただ、ある程度続けても身体にほとんど変化がないのであれば、必要なのは「もっと頑張ること」ではないかもしれません。

一度、

「今やっている運動は、本当に自分に合っているのかな?」

と考えてみてください。

運動は続ければ必ず変わるわけではありません

運動では「継続が大切」とよく言われます。

これは間違いではありません。

1回運動しただけで筋力や姿勢が大きく変わるわけではありませんし、ある程度続ける必要があります。

ただし、

合っていない運動を続ければ、いつか合う運動に変わるわけでもありません。

腰痛だから腹筋をする。

身体が硬いからストレッチをする。

筋力が足りないと言われたから、とにかく筋トレをする。

これで身体が変わっているなら問題ありません。

でも、何ヶ月続けても腰痛がほとんど変わらないのであれば、運動量を増やす前に「運動の内容」を見直してもいいと思います。

週1回程度の運動を3ヶ月以上続けても、腰痛や身体の状態にほとんど変化がないのであれば、

「目的と運動内容が合っていない可能性」

も考えてみてください。

3ヶ月待たなくても、小さな変化は確認できます

ここで、

「じゃあ3ヶ月は同じ運動を続けないと分からないの?」

と思うかもしれません。

そういうわけでもありません。

身体そのものを大きく変えていくには時間が必要ですが、その途中ではもっと小さな変化が出ることがあります。

例えば、

「前より少し動きやすい」

「腰が気になる時間が短くなった」

「前よりラクに立てる」

「今まで使っていなかったところを使っている感じがする」

「同じ運動が少しラクにできるようになった」

こうした小さな変化です。

僕は、この小さな変化も結構大切だと思っています。

2〜4週間続けてみて何かしら良い変化が出ているのであれば、今やっていることが身体に合っている可能性があります。

反対に、何をしても全く変わらない。

むしろ痛みが強くなっている。

そんな場合は、ただ同じことを続けるのではなく、負荷やフォーム、回数、休養、運動そのものを見直してみてもいいと思います。

同じ腰痛でも、必要な運動は人によって違います

「腰痛」とひとことで言っても、身体の状態は人によって違います。

股関節がうまく動いていない人。

体幹をうまく使えていない人。

身体の左右差が大きい人。

背骨が硬くなっている人。

当然、必要な運動も同じとは限りません。

例えば、股関節の動きに問題がある人が腹筋ばかり頑張っても、思ったような変化が出ないかもしれません。

身体を支える力が足りない人が、ストレッチばかり続けても変わらないかもしれません。

逆に、身体がうまく動いていない状態で負荷の高い筋トレばかりしているなら、まずは軽い運動で身体の使い方を整えたほうがいいこともあります。

だから、

「腰痛にはこの運動」

だけで決めるのは少し難しいんです。

大切なのは、

「今の身体に何が必要なのか?」

そこに運動を合わせていくことです。

「効いている感じ」だけで判断しなくてもいい

運動をすると、

「筋肉に効いた!」

という感覚があります。

汗をたくさんかいたり、次の日に筋肉痛になったりすると、「昨日は良い運動ができた」と感じることもあります。

もちろん、筋肉をつけることが目的なら、ある程度の負荷は必要です。

ただ、腰痛を良くするための運動では、

たくさん頑張った=身体が良くなる

とは限りません。

運動後に腰が少しラクになった。

立ち上がりやすくなった。

前よりスムーズに歩けた。

身体の左右差が少し減った。

こうした変化も、運動が身体に合っているかを判断する材料になります。

「どれだけ頑張ったか」だけではなく、

「運動したあと、身体がどう変わったか」

も確認してみてください。

変わらないときに確認したいこと

何週間か運動しても変化が分からない場合は、次のようなところを確認してみます。

・今の運動は目的に合っているか
・負荷が強すぎたり、弱すぎたりしないか
・フォームは合っているか
・回数や頻度は適切か
・休養は取れているか
・そもそも見直している場所が合っているか

例えば、

「腰が痛いから腹筋を鍛えよう」

と思って続けていたけど、身体を確認してみると股関節の動きのほうが気になる。

そんなこともあります。

運動を変えることは、

「今までの努力が無駄だった」

ということではありません。

やってみたからこそ、

「この方法ではあまり変わらなかった」

ということが分かります。

それも、自分の身体を知るためのひとつの情報です。

頑張っているのに変わらないなら、頑張り方を変えてみる

腰痛を何とかしようと思って、3ヶ月も運動を続けている。

それだけ続けられているなら、単純に「努力が足りない」と考える必要はないと思います。

むしろ一度、

「努力の量ではなく、方向が合っているかな?」

と考えてみてください。

運動の種類を変える。

負荷を変える。

フォームを見直す。

股関節や体幹など、今まで見ていなかったところを確認する。

身体の反応を見ながら運動を調整していく。

運動は、たくさんやればいいわけではありません。

自分の身体に必要なことを見つけて、それを続けていくことが大切です。

腰痛のために運動を続けているのに、なかなか変わらない。

そんなときは、

「もっと頑張る」前に、「今の運動を見直す」。

努力の量を増やすより、努力する方向を変える。

それも、腰痛を繰り返しにくい身体をつくっていくためのひとつの方法だと思います。