症状は一緒なのに、原因が違う

こんにちは。トレーナーの佐々木です。

先日、『肩の痛みが気になる』という人が

2名いらっしゃいました。


腰痛改善専門ですが

膝や肩など様々な痛みを抱えた方の話を

聞く機会が増えましたね。


身体は繋がっていて連鎖するので

腰が痛いという方も姿勢を見てみると

いつか肩や膝も痛くなるんだろうなーと

評価することがあります。


それで、肩が痛い2名。

痛い場所は同じで、腕を上げると痛い。

1人は腕を上げるとたまに痛く感じる。

もう1人は腕を耳の横まで上げると痛い。


痛みの場所と痛くなる動作は一緒。

でも、痛くなるタイミングや痛くなる位置は違います。


症状は一緒でも

症状が現れる過程が違います。


姿勢も全く違ったんですね。



1人はざっくり説明すると『なで肩』

もう1人は『まき肩』


姿勢が違うということは

身体の状態が違うということで

症状は一緒でもアプローチは全く変わります。


なで肩の人にやってもらったり、
意識してもらったのは

胸のストレッチと深呼吸など。


まき肩の人にやってもらって
意識してもらったのは

肩関節の正しい位置とインナーの筋トレなど。


10分程度の簡単な運動で

それぞれの肩の痛みは気にならなくなりました。


このことを踏まえて

姿勢の重要性にまた気付かされましたね。

そして

同じ症状でも、原因が一緒なことは稀だなと

改めて思いました。


このお2人が仮に『肩痛い』で

ネットなどで検索して対処を調べたら

どちらにも効果があったかもしれないし

どちらかだけ改善されたかもしれないし

どちらも改善しなかったかもしれません。


場合によっては悪化することもあります。

症状が一緒だからと原因まで同じだと思わずに

正確な評価を求めていただくと

あなたの身体の痛みは本当に改善するかもしれません。

腰痛

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