腰椎椎間板ヘルニアの原因と和らげ方|画像では見えない“本当の問題”とは?
■ 画像では見えない“本当の問題”とは?
「椎間板ヘルニアと診断されました」
「この痛みは一生続くのだろうか…」
そう不安を感じて検索される方が非常に多いテーマです。
結論から言うと、
ヘルニアが“写っていること”と、今の痛みが“ヘルニアのせい”かどうかは別問題です。
最近の研究では、
症状のない人でも 20〜30%以上にヘルニア画像が見つかる と言われています。
つまり、
“画像に写るもの=痛みの原因”とは限らないのです。
では、実際の痛みはどこから来ているのか?
一緒に整理していきましょう。
■ 腰椎椎間板ヘルニアとは?
椎間板(クッション)が飛び出し、
神経に触れたり、炎症を起こして痛みやしびれが出る状態です。
ただしここで重要なのは、
「椎間板が飛び出している=ずっと痛い」ではない
ということ。
椎間板は時間とともに縮み、炎症が落ち着くことで
自然に症状が軽くなるケースも非常に多いです。
■ 痛みの本当の原因は“ヘルニアそのもの”ではないことも多い
ヘルニアと診断されても、実際の痛みの原因は次のようなものが多いです。
✔ 姿勢の崩れ
腰が反りすぎ・丸まりすぎ → 椎間板に圧がかかりやすい
✔ 動き方の癖
前かがみ・反る・ねじるなどの動作で負担が偏る
✔ 筋肉の過緊張
守る反応が働き、腰・お尻・太ももが“固まる”
✔ 股関節や背骨が動かない
腰だけに負担が集中する
✔ 神経の過敏化
炎症後、神経が敏感になって痛みを感じやすくなる
これらは画像に写らない“本当の問題”です。
ヘルニアがあったとしても、
痛みを和らげるポイントは画像ではなく“動きと姿勢”だと考えています。
■ やってはいけないこと
椎間板ヘルニアの方が悪化しやすい行動があります。
✖ 強いストレッチ
お尻や腰を無理に伸ばすと、神経が余計に刺激されることがあります。
✖ 腰やお尻のマッサージ
背骨を支える筋肉が緩み、姿勢が歪みやすくなることがあります。
✖ いきなりの強いトレーニング
体が守ろうとして余計に固まります。
■ 和らげるためのポイント(安全・効果的)
ヘルニアの症状を和らげるには “整える → 動かす” の順番がとても大切です。
① 呼吸で力みを取る
痛みがあると必ず力むので、まずは緊張を下げること。
(例)
・鼻から吸って、鼻から長く吐く
・吐くときに腹筋が少し働く感覚をつかむ
② 背骨をやさしく動かす
キャット&ドッグなど、痛くない範囲で背骨に動きをつける。
※反りすぎ・丸めすぎは避ける
③ 股関節を滑らかにする
腰ばかり使う動きのクセを減らす。
(例)
・股関節の前後・横の軽い動き
・お尻の緊張を取る小さなエクササイズ
④ 痛くない姿勢・動作の練習をする
「できる動き」を積み重ねることで
神経の過敏さが落ち着きやすくなります。
■ まとめ
椎間板ヘルニアは不安な名前ですが、
痛みの原因が「ヘルニアそのもの」とは限りません。
むしろ、
・姿勢
・動き方
・筋肉の緊張
・股関節や胸椎の硬さ
こうした画像に写らない問題を整えることで
症状が大きく改善する可能性があります。
焦らず、安全に、できるところから動かしていきましょう。

