「運動しているのに腰が痛い」その理由、知っていますか?

「運動しているのに、なぜか腰が痛いまま…」

そんなふうに感じたことはありませんか?

筋トレ、ウォーキング、ランニング。

運動習慣がある方の多くは、「腰痛=運動不足」だと思いがちですが、実は**“運動している人ならでは”の腰痛**もあるんです。

今日はその理由と、改善のヒントをお伝えします。

■ 腰痛の原因が「運動不足」だけとは限らない

一般的に腰痛は、筋力低下や柔軟性の低下、姿勢の乱れなどが原因とされます。

たしかにそれも一理ありますが、すでに運動している方にとっての腰痛は別の視点が必要です。

たとえば…

  • フォームが崩れたまま筋トレしている
  • 歩き方や走り方に偏りがある
  • ケアや回復が追いついていない
  • インナーマッスルがうまく使えていない

など、**運動の「質」や「バランス」**が関係していることが多いのです。

■ 「頑張る筋肉」と「支える筋肉」のバランスがカギ

腰痛の改善には、

アウターマッスル(表層の大きな筋肉)だけでなく、インナーマッスル(深層の支える筋肉)とのバランスが重要です。

とくに体幹部の安定性を保つ腹横筋、多裂筋、骨盤底筋などは、目に見えにくく意識もしづらいですが、腰痛予防・改善には欠かせません。

「動かす筋肉」は使えていても、「支える筋肉」が使えていない。

このアンバランスが、運動しているのに腰が痛い…という状態をつくってしまいます。

■ 筋トレやランニング前の「整える時間」が効果的

腰痛がある方におすすめしたいのは、運動前のコンディショニング。

いきなり筋トレや有酸素運動を始めるのではなく、まずは体の左右差や姿勢を整えるような簡単な動きから入るだけで、

その後の動作の安定感が大きく変わります。

「しっかり運動してるのに、なかなか改善しない」

そんなときこそ、**一度立ち止まって「動きの質」や「土台の安定性」**を見直してみてください。

■ 最後に:身体の声に耳を傾けてみませんか?

腰痛は、体が「ちょっと待って」と発しているサインです。

運動習慣があるからこそ、自分の身体の声を無視して突っ走りがちになりますが、

実はその小さな違和感の中に、大きなヒントが隠れています。

健康や姿勢に関心のあるあなたにとって、今日の内容が新しい視点や気づきのきっかけになれば嬉しいです。