痛みがある人ほど「頑張らない運動」が必要な理由

運動は「頑張るもの」という思い込み

「運動は頑張らないと意味がない」

そう感じている方はとても多いと思います。

・汗をかく

・きついことをする

・回数や重さを増やす

元気な状態であれば、こうした運動が合うこともあります。

ただし、痛みがある状態の人ほど、この考え方が合わないケースが多いのが現実です。

なぜ「頑張る運動」で悪化しやすいのか

痛みがある状態というのは、身体がすでに防御モードに入っています。

・筋肉が無意識に緊張している

・関節や神経が過敏になっている

・炎症や不安感が残っている

この状態で強い負荷をかけると、

身体はさらに「守ろう」として固まりやすくなります。

一時的にスッキリしたように感じても

あとから痛みが増したり、動きが悪くなったりするのは

身体の仕組みとして自然な反応です。

これは意志の弱さや努力不足の問題ではありません。

アビリティが考える「頑張らない運動」とは

アビリティで言う「頑張らない運動」とは、

何もしないという意味ではありません。

むしろ、インナーマッスルを整えるための運動を指しています。

インナーマッスルは

姿勢や関節の安定、動きの質を支える重要な筋肉ですが、

強い負荷ではうまく働きません。

だからこそ、次の3つのポイントを大切にしています。

インナーマッスルを整える3つのポイント

① 低強度

重たいマシンやダンベルは使いません。

身体が緊張しない程度の負荷で、感覚を大切にします。

② 適当(=いい意味で力を抜く)

雑に行うという意味ではありません。

力を入れすぎず、完璧を求めすぎず、

「ちょうどいい力加減」で行うことが重要です。

③ バランス

左右差、前後の偏り、使いすぎている部分。

全身のつながりを見ながら整えていきます。

この3つが揃うことで、

身体は「安心して動いていい」と判断しやすくなります。

まずは「整える」「守る」から始める

アビリティでは、最初から頑張ることを目的にしません。

・呼吸を整える

・力みを抜く

・痛みの出ない動きを確認する

こうした土台づくりを大切にしています。

「これだけでいいんですか?」

そう言われることもありますが、

この段階を飛ばすと、結果的に遠回りになることが多いのです。

伝えたいこと

できることからで大丈夫です。

小さな動きでも、回数が少なくても構いません。

頑張らない運動は、サボりではありません。

身体の声を聞きながら進むための選択です。

痛みがある今だからこそ、

無理をしないことが、結果的に身体を変える一番の近道になります。

アビリティでは、

安心して続けられる運動を通して、

「動ける身体」を一緒につくっていきます。

実際に動ける身体が手に入ったら

新たな目標が見つかるはずです。