変形性膝関節症の原因とやわらげ方・予防法

膝の痛みは、年齢に関係なく多くの方が経験します。

特に病院で「変形性膝関節症」と診断されると、

「もう良くならないのでは…」

「このまま悪化していくのでは…」

と、不安が一気に強くなる方も少なくありません。

ただ、実際の現場で多くの方を見ていると、

診断名=今後すべてが決まるわけではないと感じています。

変形性膝関節症は「膝だけ」の問題とは限らない

膝はとても大切な関節ですが、

実は単独で動いているわけではありません。

多くの場合、影響しているのは

・股関節の動き

・足首や足裏の使い方

・体幹の安定性

・姿勢

・歩き方や立ち上がり方

といった、全身の使い方です。

膝は構造上、

「動きを作る」というより「力を受け止める」役割が強い関節です。

そのため、

他の部分の負担をかばい続けた結果、

膝にストレスが集中してしまうケースがとても多いのです。

やわらげるために大切な視点

膝の痛みがあると、

「筋力をつけないといけない」

「鍛えないとダメ」

と言われることがありますが、

やみくもに鍛えることが正解とは限りません。

やわらげるために大切なのは、次の視点です。

・無理に鍛えない

・痛みの出ない動きを増やす

・膝に負担が集中しない体の使い方を身につける

特に大切なのは

「できない動き」より「できる動き」に目を向けること。

痛みが出ない範囲で動ける場所を増やしていくことで、

結果的に膝へのストレスは少しずつ減っていきます。

アビリティで大切にしている考え方

アビリティでは、膝だけを見て運動を決めることはありません。

・股関節がどう動いているか

・足首や足裏でしっかり支えられているか

・体幹が安定しているか

・日常の動作に無理がないか

こうした全体のつながりを確認しながら、

膝が頑張りすぎなくていい状態をつくっていきます。

その結果として、

「痛みがやわらいできた」

「歩くのがラクになった」

と感じる方が多いです。

予防で大切なこと

膝を守るために、特別な運動をする必要はありません。

変形性膝関節症になってしまう方に多い特徴のひとつが、「膝が伸ばしきれない」状態です。

・立っているときに膝が少し曲がっている

・歩いているときに膝が最後まで伸びきらない

こうした一見小さなクセの積み重ねが、膝への負担を増やし、状態を悪化させていきます。

ジムに通っている方や、ご自宅で運動ができる方は、

膝をやさしく伸ばす動きを取り入れることをおすすめします。

また、膝だけでなく足にも注意が必要です。

よく聞く扁平足などの足の歪みがあると、膝に負担がかかりやすくなります。

そのため、足裏や足首の運動も予防には欠かせません。

さらに、股関節もとても重要なポイントです。

特にお尻の筋肉は、膝への負担を分散させる役割があります。

足と同じくらい大切な部分として、股関節まわりの運動も意識していきましょう。

まとめ

変形性膝関節症は、

膝だけをどうにかすれば解決するものではありません。

・膝に負担が集中しない体の使い方

・痛みの出ない動きを増やすこと

・全身のバランスを整えること

この視点を持つだけでも、

膝との付き合い方は大きく変わります。

不安を抱えたまま我慢するのではなく、

安心して動ける選択肢を、一緒に考えていきましょう。