病院で「筋力をつけてください」と言われたときに知ってほしいこと
病院や整形外科で
「筋力をつけた方がいいですね」
と言われた経験がある方は、とても多いと思います。
ただ、そのあとに多くの方が感じるのが、
「何をすればいいのかわからない」
「とりあえず筋トレを頑張ればいいの?」
という戸惑いです。
実はこの時点で、少しズレた方向に進んでしまうケースも少なくありません。
「筋力」とは、重たいものを持つ力だけではありません
一般的に「筋力」と聞くと、
・重たいダンベルを持つ
・マシンで負荷をかける
・回数や重量を増やす
こういったイメージを持たれやすいです。
ですが、医療現場で言われる「筋力」には、もっと広い意味があると僕は思っています。
例えば、
・身体を支える力
・関節を安定させる力
・動きをコントロールする力
・必要なところだけを使い分ける力
これらもすべて「筋力」です。
特に、痛みや不調がある方に必要なのは
力を出す筋力よりも、支える・整える筋力 であることがほとんどです。
よくある誤解と、うまくいかない理由
よくあるのが、
「筋力不足と言われたから、きつい筋トレを始めた」
「頑張っているのに、痛みが増えた」
というパターンです。
痛みがある状態というのは、
・身体が防御している
・筋肉が緊張している
・動きがうまく連動していない
こういった状況が重なっています。
そこにいきなり強い負荷をかけると、
・かばい動作が増える
・余計なところに力が入る
・痛みが悪化する
という悪循環に入りやすくなります。
「筋力をつける=頑張るトレーニング」
とは限らない、ということを知っておいてほしいです。
アビリティで大切にしている考え方
アビリティでは、いきなり「鍛える」ことはほとんどありません。
基本となる順番は、
1.整える
2.動かす
3.必要に応じて鍛える
この流れです。
まずは、
・余計な力を抜けるか
・正しい位置で動けるか
・痛みの出ない動きが作れるか
ここを大切にします。
その結果として、
「自然と使える筋力」が育っていくと考えています。
状態に合わせて内容を変えることが大切
同じ「筋力不足」という言葉でも、
・痛みが強い人
・不安が大きい人
・動きが極端に少ない人
・すでに運動習慣がある人
状態はまったく違います。
だからこそ、
「誰にでも同じ筋トレ」
「決まったメニューをこなす」
ではなく、
その人の今の状態に合った内容を選ぶこと が何より大切です。
まとめ
「筋力をつけてください」と言われたときに大切なのは、
・何を鍛えるか
・いつ鍛えるか
・どんな順番で行うか
を間違えないことです。
重たい筋トレが必要な場合もありますが、
その前にやるべきことがあるケースの方が多いです。
不安なまま頑張るのではなく、
安心して動ける状態を作ること。
それが結果的に、
一番の近道になると僕は考えています。
