サプリメントの怪しい話

「サプリって、本当に効果があるの?」
「サプリは体に悪いでしょ?」
「サプリよりも自然なものから摂った方がいい」

サプリの話題って、その人の考え方や価値観が大きく関わるテーマだと思います。
考え方、好き嫌い、理解度、好奇心によって、受け入れ方が大きく分かれますよね。

僕も高校生の頃は、どちらかというとサプリメント“アンチ派”でした。笑
「サプリなんて意味がない」「怪しい」と思っていた時期があります。

確かに、広告やSNSで“これを飲めば若返る!”なんて見ると、怪しく感じて当然です。
でも、サプリメントそのものが怪しいのではなく、使い方や選び方の情報が偏っていることが、混乱の原因になっていると思います。

サプリは“薬”ではなく“栄養補助”

まず大前提として、サプリメントは「病気を治す薬」ではありません。
あくまで、不足している栄養を補うためのものです。

食事で理想的に栄養を摂れれば一番ですが、現代の生活ではどうしても偏りや不足が生まれます。
お腹いっぱい食べているのに特定の栄養が足りない状況になっていることが意外と多いです。
そうしたときに、サプリメントはとても心強いサポートになります。

また、人によって必要な栄養素の量は違うため、その差をカバーする意味でもサプリメントは有効です。

効果がある=正しい知識と使い方

サプリには、科学的に効果が確認されている栄養素もあります。
たとえば、

  • ビタミンD:免疫・骨の健康に関わる
  • ビタミンC:抗酸化作用・疲労回復
  • たんぱく質(プロテイン):筋肉やホルモンの材料

もちろん、どんな栄養も「多ければ多いほど良い」わけではありません。
過剰に摂ると逆効果になるもの(ビタミンA・E・鉄・亜鉛など)もあります。

日本では、厚生労働省が「摂取推奨量」と「上限量」を定めていますが、
実際には日本の基準よりも多く必要なケースもあるのが現実です。
(これは食生活や体質、活動量によって個人差があります)

値段が高ければ良いわけではない

「高価=高品質」と思われがちですが、実際には価格と効果は比例しません。
大切なのは「何がどのくらい入っているか」という中身の部分です。

広告やパッケージの印象ではなく、成分・含有量・目的を見て選ぶことが重要です。

僕自身、体調管理の一環としてサプリを摂っていますが、
特別なものや高価なものではなく、基本的な栄養素をしっかり補うことを意識しています。

変わったものより、基本の栄養から

最近は「NMN」「水素」「幹細胞」「酵素ドリンク」など、
名前だけで“すごそう”に感じる商品も多く出ています。

ですが、まずはビタミン・ミネラル・たんぱく質など基本的な栄養を整えることが最優先です。
土台が整っていなければ、どんな高級サプリを摂っても身体は変わりません。

つまり、“足りないものを補う”という原点に立ち返ることが一番の近道です。

余裕があれば、変わったサプリを試してみるのも良いと思います。
効果がある・ないは個人差が大きいものですが、自分が少しでも効果を感じられたら、それが正解です。

逆に、まったく効果を感じないものを続ける理由はありません。

もう一度だけ強調します。
どんなサプリも「何かしらの効果」を感じることはできますが、
身体の“土台”(たんぱく質・ビタミン・ミネラル)が整っていないと、効果は出にくいということです。

僕の考え方と使い方

僕の場合、

  • 食事で取りきれない栄養をサプリでサポート
  • 季節や体調によって摂る種類を少し変える
  • 体調が安定してきたら量を減らす

というように、**あくまで「補助的な使い方」**をしています。

サプリを飲んだから良くなるのではなく、
「身体を整える習慣の一部として取り入れる」ことがポイントです。

実際、僕の体調管理にはかなり役立っています。
仕事の疲れや季節の変わり目にも、コンディションを安定させやすくなりました。

とはいえ、最初から効果を感じていたわけではありません。
最初の1年は全く効果を感じず、一度やめた時期もありました。
それでも好奇心からもう一度ちゃんと取り組んでみたら、
はっきりと体の調子の違いを感じるようになったんです。

まとめ

・サプリは“薬”ではなく“栄養を補うもの”
・高い=良いではなく、目的と中身が大切
・まずは基本の栄養を整えることが最優先
・体調や生活に合わせて「使いこなす」意識が大切

サプリメントは信じるものではなく、理解して使うもの
「正しく使えば、必ず役に立つ」——そう感じています。

何か質問や気になることがあれば
パーソナルのときにでも聞いてください。

💡参考:
摂取はあくまで個人差があり、体質・既往歴・薬の有無などによって適切な量は異なります。