レントゲンで見えた変化〜1年前と現在〜
先日、長くトレーニングを続けてくださっているお客様から、
「一年前のレントゲンと比べて、背骨がまっすぐになっていました」
という嬉しい報告をいただきました。
背骨の変化に見えた「積み重ね」の結果
このお客様は、もともと腰の痛みや足のしびれがあり、
医師から「姿勢を整えたほうがいい」とすすめられたことをきっかけに、
パーソナルトレーニングを始められました。
週1回のパーソナルと、週2〜3回の自主トレーニングを継続。
その結果、レントゲンでは
- 背骨の上の部分(胸椎〜頚椎)はきれいに整い
- 腰の部分(腰椎)はまだ少し改善の余地がある
という、とても良い経過が見られました。
もともと骨や関節に異常はなく、圧迫骨折などもなし。
それでも背骨が歪んでいたのは、姿勢や動き方のクセが影響していたようです。
筋肉や神経の働きのバランスが整ってきたことで、
骨の並びにも変化が出てきたと考えられます。
レントゲンで“背骨がまっすぐ”と聞くと、
「姿勢が良くなった!」と感じる方も多いかもしれません。
ただ、ここでいう“まっすぐ”は歪みや傾きが減ったという意味であり、
本来のS字カーブがなくなった“真っすぐすぎる背骨”とは違います。
つまり、今回のケースは骨のねじれや傾きが整ってきたという良い変化でした。
レントゲンでは見えない「動きの変化」
レントゲンで確認できるのは骨の形や位置だけです。
しかし、実際に身体を支えているのは筋肉・関節・神経の協調です。
たとえば、
- 骨が整っても筋肉の緊張が強ければ動きにくい
- 骨が完全に左右対称でなくても、筋肉がバランスよく働けば痛みは出にくい
つまり、“骨格の整い”と“動きの整い”はセットで考える必要があるということです。
週1回の積み重ねが身体を変える
このお客様の場合、最初は「腰の重さや足のしびれ」が主な悩みでした。
それでも焦らず、1つひとつの動きを丁寧に確認しながら進めてきました。
- 股関節の柔軟性を高める運動
- 背骨と骨盤をつなぐ体幹トレーニング
- 呼吸を使った安定化エクササイズ
こうした基礎をコツコツ積み重ねていくうちに、
「姿勢の形」だけでなく「動きの質」そのものが変化していったのだと思います。
まとめ
- 背骨の歪みや傾きが整ってきたのは、姿勢と動きの両方が改善した証拠
- 骨の位置が変わるほどの変化は、正しい運動の積み重ねによるもの
- “見た目の姿勢”だけでなく、“動ける姿勢”を目指すことも大切
正しい方向に積み重ねていけば、1年後にはしっかり結果が出ます。
レントゲンで見えたこの変化は、まさにその証拠でした。
🔍 補足
個人差がありますので、レントゲンの評価や痛みの診断は医師の判断を優先してください。

