目的に合った運動を選択しているか

トレーニングをするなら確実に効果を出したいものです。

そのために大事になるのが『トレーニング原理、原則』

別に覚える必要はないですが

結構、大切な部分なのでトレーナーは殆ど知っていると思います。


『原理』はトレーニングをすることによって起こる身体の反応。

『原則』は守った方が効果が現れやすいこと。



その中で『特異性の原理』というものがあります。

簡単に言えば、タイトルにあるように目的にあった運動をしないといけないというもの。


例えば、腹筋を鍛えたいのに背中を鍛えても意味がないよ!みたいな。(厳密には意味はなくない)

早く走りたいなら足を鍛えた方が良さそうで、胸のトレーニングは必要なさそうですよね。(厳密にはやった方がいいけど)


もっと具体的な例として『腰痛改善』


・かがむときに腰が痛い人

・立つときに腰が痛い人


どちらも腰痛であることは変わりないですが

かがむとき、立つときで動きが違います。


どんな風にかがむと痛いのか、どんな風に立って腰が痛いのか。


予測になりますが、

かがんで腰が痛いということは

股関節がうまく曲がっていない可能性や腰が丸くなれない(硬い)可能性があります。


立つときに痛いということは

股関節がうまく伸びない可能性や腰が綺麗に伸びない(硬い)可能性があります。


股関節を上手に曲げるトレーニングが必要か

それとも伸ばすトレーニングが必要か


単純に体幹を鍛えることも大切ですが

しゃがむときにうまく体幹が使えるのか

立つときに、伸びるときに体幹がうまく働くか


細かいところですが、そこまで考えて目的に合った運動をしているか


理解する必要はないと思いますが

知っていることは重要かなと思います。


トレーナーがついていれば目的に合った運動の選択は考える必要はないと思います。

もし、お一人で運動をされるなら理解していた方がいいかもしれません。