肩の高さが違う人は骨盤も歪んでいる
骨盤の歪みと肩甲骨の歪みの関係
私たちの体は一つのつながりを持つ「システム」です。そのため、骨盤の歪みが肩甲骨に影響を与え、肩甲骨の状態が骨盤に影響を与えるという、密接な関係があります。この記事では、骨盤と肩甲骨の関係についてわかりやすく解説します。
骨盤と肩甲骨の役割
まず、それぞれの部位の役割を簡単に確認しましょう。
- 骨盤
骨盤は上半身と下半身をつなぐ土台のような存在です。姿勢を支える大黒柱であり、足からの力を体全体に伝える重要な役割を担っています。 - 肩甲骨
肩甲骨は上半身の動きを支えるパーツで、腕や肩のスムーズな動きを助ける役割があります。また、肩甲骨が正しい位置にあることで、首や背中、胸の筋肉が適切に働きます。
骨盤の歪みが肩甲骨に与える影響
骨盤が歪むと、体全体のバランスが崩れ、肩甲骨にも以下のような影響を及ぼします。
- まき肩やなで肩
骨盤が歪むと背骨がそれに合わせて丸まったり反ったりします。この背骨の変化が肩甲骨の位置にも影響を与え、猫背、まき肩やなで肩を作ります。 - 筋肉の緊張(硬さや張り)
骨盤の歪みがあると、体を支えるために片側の筋肉が過剰に働きます。特に、骨盤から背骨を通じて肩甲骨に付着する筋肉が緊張し、肩甲骨が引っ張られることで、動きが悪くなることがあります。
肩甲骨の歪みが骨盤に与える影響
逆に、肩甲骨の位置が悪いと骨盤にも影響が及びます。
- 左右のバランスの崩れ
肩甲骨が左右どちらかに偏っていると、筋肉の引っ張り具合が変わり、骨盤の高さが左右で不均等になります。その結果、骨盤のゆがみが引き起こされます。 - 下半身への負担増加
肩甲骨の位置が悪いと、背骨全体の配列が崩れ、重心が前後左右に偏ります。これにより、骨盤に不自然な力がかかり、下半身に負担が集中します。(負担は特に股関節!そのあと膝へ!)
日常動作での影響
たとえば、以下のようなケースが考えられます。
- 片足重心で立つクセ
骨盤が歪んで片方に傾いていると、肩甲骨も片方が上がる、または前に出るといった影響が現れます。これが慢性化すると、体全体の姿勢が崩れ、肩こりや腰痛が悪化することも。 - デスクワークでの猫背
猫背姿勢で肩甲骨が外側に広がると、骨盤が後ろに倒れがちになり、背中や腰に負担がかかります。
改善方法
骨盤と肩甲骨の歪みを整えるには、両方にアプローチすることが重要です。
骨盤のケア
肩甲骨のケア
全身のバランスを意識
まとめ
骨盤と肩甲骨の歪みは、まるで連鎖反応のようにお互いに影響し合います。これらを放置すると、肩こりや腰痛だけでなく、姿勢の悪化による疲労感や運動能力の低下につながることもあります。紹介した運動を定期的に(最低週1回)行うことで歪みにくくさせるだけではなく、整えることも可能です。
ということで、今回は肩甲骨と骨盤の関係についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございます!