腰痛の原因は人それぞれ。でも、まず整えてほしい2つのこと。

「腰が痛い」と言っても、原因は人によってまったく異なります。

Aさんは「長時間のデスクワークで背中が丸まりやすい」ことが原因かもしれませんし、
Bさんは「歩くときに片足だけ外に流れるクセ」が影響しているかもしれません。
Cさんは「過去のケガからくる動きの癖」をかばっているうちに、腰に負担がかかっているケースもあります。

これまで、僕が見た方でも

「病院ではヘルニアと言われたけど、トレーニングで改善した」
「ストレッチを続けても変わらなかったけど、体の使い方を変えたら楽になった」

というケースはたくさんあります。

つまり、「腰痛」と一言で言っても、
筋肉なのか、関節なのか、姿勢なのか、ストレスなのか──

原因がバラバラなのが現実です。

だからこそ、ネットで調べた運動やYouTubeの動画、chatGPTに運動内容を聞いても

「全然効かない」「なんだか合わない」「よくわからない」「むしろ悪化した」という声が出てくるのも不思議ではありません。

誰にでも共通して、まず試してみてほしいことがあります

それは『整える』ことを軸にした2つのパターンです。

①腰のインナーマッスルを鍛える

②お腹のインナーマッスルを整える

この2つのパターンが腰の負担を軽減し、安定した身体の土台を作ります。

本当は1つに絞って紹介したいのですが、これまでの経験上、
①の効果を感じる人は全体の8割ほど。残り2割の方には即効性が感じられないこともあります。
②も同じく、8割くらいの方に変化がありましたが、残り2割にはそこまで変化がなかったという印象です。

だからこそ、まずは両方を試してみるのがおすすめです。
もしどちらも効果を感じる場合は、両方を定期的に続けます。
片方だけに手応えを感じた方は、その運動だけでも続けてみてください。

あなたの身体は、いつからでも変われる可能性があります。その変化の第一歩を、丁寧に踏み出しましょう。

それでは①と②の運動方法を紹介します。

①腰のインナーを鍛える

①足は高く上げすぎない(太ももが床から離れるくらいでOK)
②上半身に力が入らない程度に
③ゆっくり足を動かします

10回〜20回 1〜3セット

片足が簡単に上げられる場合は、両足を一緒にあげましょう。
キツすぎない強度で行います。
※痛みがあればやらない方がいいです。
☆腰を守る筋肉を鍛えます

②お腹のインターを整える

①深呼吸を繰り返します
②腰と床は密着させます
③無理にお腹を膨らませる必要はない

60秒〜300秒

長く吸って、長くゆっくり吐きます。
膝を立てた方が腰が床にあたりやすいです。
☆腰の緊張が緩みます